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2026.3.9

岡本圭司選手インタビュー第三話|やる気が出ないときの対処法。モチベーションとの向き合い方

第三話|やる気が出ないときの対処法

岡本圭司選手が明かす、モチベーションとの付き合い方

やる気が出ない。

何もする気になれない。

そんな自分が嫌になる——

岡本圭司選手は、そんな悩みに対して、驚くほど素直で、優しい言葉を返してくれました。

「めちゃくちゃある。むしろ日々そんな感じ。ていうか普通の人間てそういうもの。」

北京パラリンピック代表、実業家、文化の発信者。

さまざまな肩書を持つ岡本選手も、「やる気が出ない日常」を感じている。

この事実に、少しだけ心が軽くなったという人もいるかもしれません。

 

■「モチベーションが続かないのが普通なんです」

SNSを見れば、いつも頑張っている人が映っている。

他人の努力と比べて、やる気が出ない自分を責めてしまう——

そんな時代にあって、岡本選手の言葉は非常にリアルで、肩の力を抜いてくれます。

「めちゃくちゃある。むしろ日々そんな感じ。」

それは気まぐれでも、気分屋でもなく、

**「普通の人間ってそういうもの」**だという考え方。

この視点があるだけで、無理に自分を責めずにいられるような気がします。

 

■やる気が出ないときは、「刺激」を与える

では、そんな気持ちとどう向き合っているのか?

岡本選手が大切にしているのは、環境や行動によって自分を刺激することです。

「働く場所を変えたり、音楽を聴いたり、映画を見たり、運動をしたり。」

まずは、今いる場所・聴いている音・体の感覚など、

自分を取り巻く環境に小さな変化を与える。

それによって、心が少し動き出すことがある。

そして、それでも難しいときは、人との出会いに助けを求める。

「もっと根本的なモチベーションをあげるために

自分よりイケてる人に会って話するですね。」

会って、話す。

その相手の中にある熱量や視点が、心に刺激を与えてくれる。

岡本選手は、自分がそうしてもらったように、

「今度は自分が人に刺激を与えられる存在になりたい」と話します。

この循環こそが、岡本選手のエネルギーの源なのかもしれません。

 

■悩んで動けないときこそ、「楽しむ」ことを探す

やる気が出ない、動けない。

そんな時間が長く続くと、何をすればいいのかわからなくなる——

岡本選手もそんな日々を知っています。

そんな中で見えてきた、ひとつの考え方。

「人生で一番難しいのは『モチベーションを持続させること』です。

そして、人生の一番のテーマでもあります。」

日々やる気に満ちている人など、実際にはいない。

誰もが「続かない」ことと戦っている。

それでも前を向くために、岡本選手はこう語ります。

「どうすれば楽しめるかを常に心において過ごすのが大事なのかなと。」

努力や挑戦の先に、確かな成功や報酬があるとは限らない。

だからこそ、「楽しさ」という感覚を持ち続けることが、人生を前に進める原動力になる。

 

■「悩んでも、何も変わらない」── 一歩を踏み出すために

岡本選手の言葉には、押しつけがましい励ましや根性論は一切ありません。

その代わりにあるのは、等身大の自分を受け入れ、少しずつ動いていく姿勢です。

「悩んでも何も変化は起きないので、

とにかく行動して、少しずつでもいいから前進したいですね~」

この「~」という語尾のゆるさにも、岡本選手らしいやさしさがあります。

大きなことをしなくてもいい。

1ミリでもいいから、少し前に進めればいい。

その積み重ねが、やがてやる気流れになっていく。

 

■編集部より:モチベーションは、他人と比べるものではない

牛乳石鹸COWsportsでは、アスリートの挑戦や葛藤を通じて、

「自分らしさ」の大切さを伝えたいと考えています。

岡本選手の言葉は、華やかさではなく、

人間らしさを真正面から語ってくれるものでした。

やる気が出ない。動けない。そんなときがあるのは当然のこと。

だけど、音楽でも映画でも誰かとの会話でもいい。

何か小さな刺激が、自分をまた動かしてくれるかもしれない。

この言葉が、今を少しでも前に進みたいと願う誰かの力になれば嬉しく思います。